
暑い日が続いていますが、アイスコーヒーが美味しい時期になりましたね。アイスコーヒには大きく分けて、濃い目にドリップしたコーヒーを氷で急冷する方法と、水出しする方法があります。今回は水出しコーヒーについて紹介します。
コーヒーが大好きだ!
アイスコーヒーが苦くて苦手
水出しコーヒーに興味がある
スッキリしたコーヒーをゴクゴク飲みたい
自宅で美味しいアイスコーヒーをカンタンに作りたい
できれば低予算で抑えたい
そんな皆さんにおすすめな、自宅でカンタンにできるイワキのウォータードリッパーについて紹介していきたいと思います
水出しコーヒーを作るのに必要なもの
水出しコーヒーは難しそうと思われる方もいらっしゃると思いますが必要なものは
①水
②コーヒー豆
③水出しコーヒー用抽出器具
なんと、たったこれだけです!!
水出しコーヒーとは
近年「水出しコーヒー」という言葉をよく耳にするようになりました。コンビニでもペットボトル入りの水出しコーヒーを見かけるようになりました。「コールドブリュー」「ダッチコーヒー」とも呼ばれます。一言で言うと、水で抽出したコーヒーです。
水出しコーヒーの特徴
コーヒーの抽出は通常お湯で行いますが、水出しコーヒーの場合水で抽出するため、風味特性が変わります。お湯に溶けやすい苦味成分は水に溶けにくくなり苦味の少ないスッキリとした風味になります。暑い日にピッタリなごくごく飲めるコーヒーになります。温度による抽出効率の悪さをじっくり時間をかけることでカバーします。
イワキのウォータードリッパーを購入しようと思った理由
皆さんは水出しコーヒーを飲んだことはありますか?
水出しコーヒーには2つ方式があり、粉砕したコーヒーを水に浸した状態で長時間置いておき完成するといったものと、一滴ずつゆっくりドリップしていくものがあります。
筆者は、水に浸して長時間置いておく方法を試したことがあるのですが、「薄いコーヒー」というイメージを持ってしまい、数回挑戦したのですが結局使うのをやめていました。もちろんこちらが好きと言う方もいらっしゃいます。
そこで、ドリップするタイプを試したいと思い、色々と調べていたところ、イワキから3000円弱という低価格でドリップタイプのウォータードリッパーがあることを発見しました。3000円なら試してみてもいいかなと思い購入を決定しました。
グッドデザイン賞をとっており、見た目の美しさもポイントです!
外観
サーバー底の径12cm×高さ26.5cm
500mlのペットボトルとのサイズ感の比較です。
水タンクとサーバーに分かれます。フィルターは水タンク内に格納可能で収納時に省スペース化出来ます。フィルターの先端にはメッシュのようなものが貼ってあり、洗う際には力を入れずに優しく洗う必要があります。
上部のドリッパー部分を外しサーバーと蓋をセットした場合16.5cmでした。容量は440mlです。
我が家の冷蔵庫のサイドスペースには入りませんでしたが、正面最下段手前のスペースに入りました。
入らない場合は、自分の冷蔵庫に合わせて、別の細長い筒状の容器に移し替えてください。
分解した写真
左上から時計回りにサーバー、水タンク、フィルター、蓋受け、蓋
水タンク
先端に小さな穴が空いており、1滴1滴、適切な速度で滴下するように設計されています。
そのため先端をを破損しないように最新の注意を払う必要があります。

水出しコーヒーを作る手順
手順1 豆を計量する
説明書には40gとなっていますが、40gで行ったところ、豆の最上部と、水タンクの先端が接触して上手く滴下できていないことが数回あったため38gに減らしています。粉にした状態で内側の線を超えないようにします。

手順2 豆を粉砕し水を40mg注ぎ入れる
3回に分けて注ぐ。1回注いではスプーンやマドラーで混ぜ、粉全体がまんべんなく湿っている状態にします。ここが最重要のポイントです。
この時点でコーヒーの芳醇な香りがしてきてテンションが上がります!!


注ぎ終わったら表面をならします。このとき、押さえつけないようにやさしくなでるようにならします。
手順3 水を約450ml(▽の位置)まで注ぐ
水温によっても抽出効率が変わるため、常温に置いていた水と冷えている水では仕上がりが変わるかもしれません。
手順4 蓋をして2-3時間待つ

落ちてくるしずくをぼんやりと眺めるのも良し
波紋を眺めるのも良し
室温で抽出して冷蔵庫に入れるか、そのまま冷蔵庫に入れるかで水温が変わるため仕上がりの味に差が出るかもしれません。(未検証)
時間がない時は寝る前にそのまま冷蔵庫に入れておき、朝に出来上がるようにしています。
完成

冷蔵庫で冷やしてそのまま飲むか、氷で冷やして飲むかお好きな方で。
個人的には冷蔵庫で冷やして氷を入れずに飲むのが薄まらず好みでした。
カンタンで本格的な水出しコーヒーが我が家で出来てしまいます。
アイスコーヒー用の豆でも十分美味しいのですが、贅沢にもスペシャルティーコーヒーで水出しアイスコーヒーを作ったところ果実味溢れるコーヒーに仕上がり奥さんや、そのママ友に大好評でした。
イワキ水出しドリッパーで出来たコーヒーを飲んだ感想
まず筆者が感じた感想として、スッキリしているのですが、コクもあり、香りもしっかり出ていました。甘みすら感じられました。水出しコーヒーは薄く、物足りないという概念が変わりました!非常に美味しいと思いました。
コーヒーインストラクター視点での良い点・悪い点
豆の量、水量、水と豆の接触時間が規格化しやすく、味が安定しやすい
熱をかけていないため、風味の劣化が少なく、2日ぐらいは美味しく飲める
温度によりカフェインが抽出されにくくなる(ゼロではないが、少なくなる傾向。カフェインを気にする方に良いかもしれない)
冷蔵庫で冷やせば氷を入れなくても良くなるので、薄まらない
苦味が出にくくスッキリした香り高いコーヒーに仕上がる
抽出速度が変えられない(上位機種は滴下速度が変えられるものもありますが高価になります。味がブレにくいという意味ではメリットとも言えます)
保管場所や冷蔵庫の場所をとる
一部デリケートな部品がある
豆の消費が多くなる(美味しくて)
まとめ
イワキのウォータードリッパーは値段はお手頃ながら、簡単に自宅でお店の味が出せる超おすすめ商品でした。